なべちゃんの散歩道2
スキー(綾部銀嶺会)記録・フィットネス(メタボ改善)日記
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初めての登山は剣岳徹夜登山
新卒で富山の不二越に就職し、職場の先輩:堀野さん・翁さんに連れて行っていただいた剣岳徹夜登山の思い出です。
今回、ニセコで52年ぶりのスキーを一緒にすべりました。
「恐いから 判らないから 難しいから 面白い」より
私の初めての本格的な日本アルプスへの登山は、剣岳~大日岳走破の徹夜登山でした。不二越に入り、先輩に誘われ会社の終了を待って、不二越駅から地鉄に乗り、立山駅に7時に着きました。横の登山ケ-ブルを横目に見るだけで歩いて、称名滝につきその右側の急な八郎坂を登り、弘法平に着きました。
昼間ならここから称名滝の全貌が見れるそうでした。私は初めての立山行なので先輩の道案内に従い、面白い登山のよもやま話を聞きながら、真っ暗な山路を、懐中電灯の光を頼りに、てくてくとバス道や間道をたどりました。
弥陀ケ原から、美松坂、天狗平、室堂平へと、夜なので涼しい中を汗をぶるぶるかきながら上がり、地獄谷へ下りる頃には、卵の腐ったような臭いに悩まされました。しゅうしゅう、ぶくぶくと硫黄の噴気や溜りが夜目にも恐ろしく、懐中電灯の光に照らし出され、全貌が見えないだけに、いつ硫黄泉や噴煙の中に踏み込むか恐ろしい思いでした。地獄谷を経験するのも初めてでした。
雷鳥沢を過ぎ、登りはきつく苦しみの連続でした。やっと剣御前にたどりつき稜線に上がれました。そこから前剣、日の出を見ながら蟹の縦這い、横這いの難所を経て、剣岳の頂上に着きました。山頂の眺めは、すごいの一言です。遥か富士山まで見えました。

帰りは 大日乗り越しまで引き返したところで、急にガスって来て息苦しくなりました。少し離れるともう先輩の姿が見えず、離れないように歩きました。そこで雷雨に合いました。まわりで雷が鳴っているようで、先輩から金属製の物を外して、地面に伏せているように云われました。
雨上がりは、すがすがしく元気を回復した思いでした。なだらかな大日岳の稜線を、今登った剣岳の勇姿を眺めながら、お花畑の山道を辿り、奥大日岳の頂上を経て、可愛い雷鳥に出逢った大日岳を走破し、広大な大日平に下りました。富山に帰り着いたら、ほっぺたの落ちるようなラ-メンやステ-キをおごってやるなどと、先輩の励ましを聞きながら、力を振りしぼって歩きました。

牛の首から今度は、左の称名坂を下りましたが、足が笑うと云うのでしょうか、足ががくがくと勝手に動き、全くふんばりが効かない現象に悩まされました。
休憩を取りながらがんばり、滝に下り着きました。立山駅に着いたのは丁度歩き始めた時刻でした。私の初めての本格的な登山は、24時間の徹夜登山でした。
この登山コ-スは、現在の私の体力では(室堂バス停から)二日間の日程で廻っても、かなりきつく三日間コ-スです。
山には、木製の古びた登山標識がよく似合いますが、すぐに傷みます。それで現在は環境庁の予算で作られた金属製の立派な近代的な標識にかわりました。地中から電柱の太さほどのポ-ルが立てられ、頭部を斜めに切って、そこに金属板がはめられ、大日嶽←・→室堂などと書かれています。人工物なので登山の趣向が殺がれる感じです。
お花畑を縫う低木地の山道は、コンクリ-トで固められ、湿原を縫う山道も延々と続く立派な板張りの歩道となり、疲れる上に登山の趣向を殺がれるばかりです。植生の保護、自然の環境破壊の保全の必要性はわかりますが、こういった施設そのものが山好きから見れば、自然破壊ではないのでしょうか。環境庁の予算の使い方をもっと工夫してもらいたいと思います。
今回、ニセコで52年ぶりのスキーを一緒にすべりました。
「恐いから 判らないから 難しいから 面白い」より
私の初めての本格的な日本アルプスへの登山は、剣岳~大日岳走破の徹夜登山でした。不二越に入り、先輩に誘われ会社の終了を待って、不二越駅から地鉄に乗り、立山駅に7時に着きました。横の登山ケ-ブルを横目に見るだけで歩いて、称名滝につきその右側の急な八郎坂を登り、弘法平に着きました。
昼間ならここから称名滝の全貌が見れるそうでした。私は初めての立山行なので先輩の道案内に従い、面白い登山のよもやま話を聞きながら、真っ暗な山路を、懐中電灯の光を頼りに、てくてくとバス道や間道をたどりました。
弥陀ケ原から、美松坂、天狗平、室堂平へと、夜なので涼しい中を汗をぶるぶるかきながら上がり、地獄谷へ下りる頃には、卵の腐ったような臭いに悩まされました。しゅうしゅう、ぶくぶくと硫黄の噴気や溜りが夜目にも恐ろしく、懐中電灯の光に照らし出され、全貌が見えないだけに、いつ硫黄泉や噴煙の中に踏み込むか恐ろしい思いでした。地獄谷を経験するのも初めてでした。
雷鳥沢を過ぎ、登りはきつく苦しみの連続でした。やっと剣御前にたどりつき稜線に上がれました。そこから前剣、日の出を見ながら蟹の縦這い、横這いの難所を経て、剣岳の頂上に着きました。山頂の眺めは、すごいの一言です。遥か富士山まで見えました。

帰りは 大日乗り越しまで引き返したところで、急にガスって来て息苦しくなりました。少し離れるともう先輩の姿が見えず、離れないように歩きました。そこで雷雨に合いました。まわりで雷が鳴っているようで、先輩から金属製の物を外して、地面に伏せているように云われました。
雨上がりは、すがすがしく元気を回復した思いでした。なだらかな大日岳の稜線を、今登った剣岳の勇姿を眺めながら、お花畑の山道を辿り、奥大日岳の頂上を経て、可愛い雷鳥に出逢った大日岳を走破し、広大な大日平に下りました。富山に帰り着いたら、ほっぺたの落ちるようなラ-メンやステ-キをおごってやるなどと、先輩の励ましを聞きながら、力を振りしぼって歩きました。

牛の首から今度は、左の称名坂を下りましたが、足が笑うと云うのでしょうか、足ががくがくと勝手に動き、全くふんばりが効かない現象に悩まされました。
休憩を取りながらがんばり、滝に下り着きました。立山駅に着いたのは丁度歩き始めた時刻でした。私の初めての本格的な登山は、24時間の徹夜登山でした。
この登山コ-スは、現在の私の体力では(室堂バス停から)二日間の日程で廻っても、かなりきつく三日間コ-スです。
山には、木製の古びた登山標識がよく似合いますが、すぐに傷みます。それで現在は環境庁の予算で作られた金属製の立派な近代的な標識にかわりました。地中から電柱の太さほどのポ-ルが立てられ、頭部を斜めに切って、そこに金属板がはめられ、大日嶽←・→室堂などと書かれています。人工物なので登山の趣向が殺がれる感じです。
お花畑を縫う低木地の山道は、コンクリ-トで固められ、湿原を縫う山道も延々と続く立派な板張りの歩道となり、疲れる上に登山の趣向を殺がれるばかりです。植生の保護、自然の環境破壊の保全の必要性はわかりますが、こういった施設そのものが山好きから見れば、自然破壊ではないのでしょうか。環境庁の予算の使い方をもっと工夫してもらいたいと思います。

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